NPO法人 兵庫県技術士会
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Hyogo Professional Engineers Association

会長挨拶

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私達は地域経済社会の活性化のお役に立ちたいです

特定非営利活動法人 兵庫県技術士会

          会 長 北村 眞一

令和5年度の総会において皆様のご推挙を得て引き続き2期目の会長を引き受けることになりました。 1期目に就任した時も、Web での総会となりました。Webでの例会や懇親会の自粛等コロナ禍の影響が有りましたが、 ようやく今年になり普通の暮らしに戻りつつあります。事業面でも交流事業が減少 したのはコロナ禍の影響と思われます。

当会の事業目的は、定款により 「①技術相談事業 ②講習会、研修会事業、③地域交流、異業種交流事業、④海外交流事業、⑤OB人材マッチング事業、 ⑥広報事業」 になります。最近の事業別の活動実績は、「①技術相談事業、②講習会、研修会事業、 ⑥広報事業」はそれ程大きな変化は認められませんが、「③地域交流、異業種交流事業、④海外交流事業、 ⑤OB人材マ ッチング事業」は大幅な減少傾向になっています。

時代の流れに伴い顧客の要求も変化していきます。 近年、AIにより大幅な業務改善に取り組む機運が有ります。 技術士等専門的知識で勝負するものにとっては、インターネットには莫大な情報量が保有されているので、 従来の特殊技能・専門的技術・ノウハウ・知識だけの「プロフェッショナル」の業務は、AIに代替されるとの予測も有ります。

技術士でなければ提供できないと考えていた技術や知識も、今では資格が無くても何とかなる時代になったのかも分かりません。 ただ、現時点では AIに質問しても「それらしい回答」は有るものもの「正確とは限らない」 「最近のことは分からない」「隠れた情報は知らない」「未来のことは分からない」のが現状なので、 最終的に人の判断が必要になります。

当会の事業は大きく分けると「技術相談」「企業評価」「人への教育」となります。これらの事業は、 AIでも回答可能となり、それらしい「技術相談」や「企業評価」の結果を得ることは出来るでしょう。 AIからの回答を信じるかどうかが、質問者に問われています。

「相談」「評価」「教育」の依頼に対しては、単なる知識や経験だけでは無く、対応する側の人格、人間的魅力、見識、 倫理観、最新の技術、未来予測、専門的技術以外との連携等が求められると思います。必要なのは資格名では無く実力です。 当会は、あらゆる専門分野の高度な知識と経験を持った人達の集団ですので、複数 の専門家が協働することで、 多くの技術的問題解決が可能になります。

私達は地域経済社会の活性化のお役に立ちたいので、これまで 以上のご支援をお願いいたします。

            

                            以上