NPO法人 兵庫県技術士会

Hyogo Professional Engineers Association

コンサル技術研究会

i-2073.htm

コンサル技術研究会のご案内

目的に賛同される方、技術士自営を目指す方、歓迎いたします。

                 代表世話人  北村 眞一

活動の目的
 技術士には、「高度の専門的能力を必要とする事項について、計画、研究、設計、分析、試験、評価またはこれらに 関する指導の業務(コンサルタント業務)を行う」ことが許されています。
 技術士の皆さんは、それぞれご自身の専門分野においては技術士にふさわしい高度な知識、経験能力をお持ちですが、 コンサルタント業務を、より幅広く、有効、円滑に推進するためには、これに加えて、より一般的、汎用的、かつ、 コンサルタント業務に共通する知識と能力を備え、より充実したコンサル活動が展開に資することを目的としています。

活動の内容
1回/月の例会毎にテーマを決めて、会員メンバーそれぞれが持ち寄った資料を基に自由討議形 式で自己研修に励んでいます。
 具体的には次のような内容を取り上げています。

・会計、税務、経済に関する事項: 会計問題は企業経営の根幹の一つです。これを理解することはコンサル業務展開に有益で あろうと 考えます。また、技術士として開業するということは、自ら経済活動に参画することでもあります。 例会では、自らの帳簿記帳に始まって、税務、会計、経済情勢まで幅広く議論しています。

・契約、特許、知的財産権等技術法務に関する事項: コンサルタント業務を展開する上で、まず、当面するのは、 企業との間のコンサルタント契約でし ょう。また、企業間取引においては、秘密保持契約、共同開発契約、知的財産関連契約、 物品売買 契約等様々な契約行為に当面します。特許出願、知的財産権係争について助言を求められることも 多いでしょう。 コンサル業展開には、これらについて必要な知識を習得することも不可欠といえま す。例会ではこの問題を定期的に取り上げ 議論しています。

・技術士相互の協業に関する事項: 企業の中には、下請けを脱皮するべく、さまざま形で自社製品開発に取り組む企業も多い。 このような商品開発においては、「高度の専門的能力」に加えて、より広範な周辺技術支援を求めら れることも多い。 このような要求に対処するには、一人の技術士が有する「高度な専門能力」のみ では十分でなく、技術士相互間の協力、 協業体制を構築する必要があります。例会における討議を 通して協業体制のあり方を模索しています。

・その他事項: 現下の政治、社会、経済状況を理解しておくこともコンサル業務を円滑に進める上で有用であろうと 思います。特に海外進出、海外調達が中小企業にとっても珍しいことではなくなった現在、海外情勢を 理解しておく ことも重要です。折に触れてこの問題を取り上げ、討議しています。